パワハラで強制退職? 過去の裁判例と慰謝料・損害賠償額

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あなたがパワハラを受けて退職せざるを
得なったときにはどうしますか?
泣き寝入り?それとも損害賠償と
慰謝料を請求するために訴訟を起こしますか?

仮に訴訟を起こした場合、損害賠償額と
慰謝料はいったいいくらになるのか、
過去の判例から紐解いていきましょう。

パワハラ訴訟で高額慰謝料や損害賠償が認められた判決

厚生労働省のパワハラ情報サイトあかるい職場応援団で
パワハラ訴訟に関する裁判例は全部で51件。
そのうち比較的高額な慰謝料・損害賠償額が認められた例をあげてみましょう。

誠昇会北本共済病院事件

先輩が新人准看護師に対して、およそ3年にわたり
服従関係を強いたためその新人が自殺をしてしまったという事件。

パワハラを行った本人だけでなく、病院側の安全配慮が足りなかったとして、

  • パワハラの張本人に10,000,000円
  • 病院に5,000,000円

の慰謝料を命じる判決がくだされました。

国際信販事件

旅行事業部の廃止に伴う解雇を無効と会社に訴えたところ、
当事者とその上司が男女関係にあるとする噂が流布されても
会社が改善措置を取らなかった。
加えて資料置き場になっていた席への移動を命じる
等したといった一連の「いじめ」があった事件。

パワハラの一部は社長の命令で行われていたということも認められ、

  • 未払い賃金 1,120,000円
  • 慰謝料 1,500,000円
  • 休業損害 330,000円

の支払判決が下りました。

またこれ以外で有名なものとしては次の2つの事件があります。

川崎市水道局いじめ自殺事件

川崎市役所の上司3名の職場いじめにより職員が自殺した事件。
組合が実態調査に乗り出すも、上司は知らぬ存ぜぬの一点張り。
ついに職員は自殺に追い込まれました。

両親が提訴し、東京高裁まで争われました。
また判決では市が安全配慮義務を怠ったことも認めました。
賠償金額は次のとおりです。

  • 逸失利益給与 44,690,000円
  • 逸失利益退職金 2,180,000円
  • 慰謝料 24,000,000円
  • 本人の要因による相殺 ▲49,610,000円
  • 弁護士費用 ▲2,200,000円

長崎海上自衛隊員自殺事件

21歳の海上自衛隊員が上官から「お前は覚えが悪いな」
「バカかお前は、三曹失格だ」などの
継続的なパワハラによりうつ病にかかり、自殺したとして、
両親が国に対し慰謝料の支払いを求めた事件。

福岡高等裁判所は一審を破棄し、
国の安全配慮義務違反を認め3,500,000円の支払を命じました。

 

このようにみていきますと、パワハラは民間企業だけでなく
官公庁にも深く根をはっていることがわかります。

こうした時代にあっては、もはや自分で自分の身を守るしかないというのが現実です。

そのためには会社に頼らず自分で稼ぐ力を身につけ
いつでも仕事をやめる準備をしておくことです。

自分の力で十分な収入を得ることができれば、
たとえパワハラにあってもすぐにその会社から脱出することができるのです。

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