「働きたくないでござる」の意味とは? 元ネタは?

時おり、ネット上で「働きたくないでござる」
という吹き出しがある漫画を見かけることがあります。

よく見ると、セリフの主は少年ジャンプの人気マンガ
「るろうに剣心」の主役“緋村剣心”。

あれ? 剣心はこんなことをいっていたかな?
と思って元ネタを探ってみることにしました。

その正体はコラージュされたマンガ

いまさら説明するまでもありませんが、
マンガ「るろうに剣心」とは、幕末、人斬り抜刀斎といわれた剣客
“緋村剣心”が、明治に入ってからは不殺の誓いをもって
逆刃刀(ミネに刃がついている刀)を駆使し、悪人を次々と成敗していくというストーリー。

そのなかでヒロイン神谷薫を殺そうとした宿敵、
雪代縁に対して「例え巴の本当の魂がお前に微笑んだとしても、
それだけは絶対に許さんッ!!!」というコマがあります。

これをコラージュして「働きたくないでござる!!!」
「絶対に働きたくないでござる!!!」としたマンガが
一部マニアにウケ、その後拡散していくようになりました。

発信元は情報掲示板のふたば☆ちゃんねる。
なぜかセリフだけがひとり歩きして、作者は不詳。

ニートが使う「殺し文句」として定着

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このコラージュがウケたのは、「働きたくないでござる!!!」「絶対に働きたくないでござる!!!」
というセリフが、「生涯をかけて遊んで暮らすと誓ったニートの心の叫びである」(ニコニコ大百科)
ことから多くの若者の共感を得たからだといわれています。

バリエーションとして、もう一人の宿敵、志々雄真実に
「労働は義務」と諭されようとも、不働(はたらかず)の誓いを貫くシーンもある「らしい」です。

またアンサイクロペディアによると、
「働きたくないでござる」そのもののセリフは、
戦国の武将、島左近を描いたマンガSAKONに由来
しているとのこと。

ちなみに島左近とは、もともと筒井順慶という大名の家老・豪将で、
主が没してからは職を辞し、悠々自適なニートの生活を送っていました。

そんな左近を豊臣秀吉の家来、石田三成はどうしても召し抱えたいと考えていました。
そんなある時三成は、左近の前で秀吉からもらった石高明細(給与明細)の書類を破り、
「働きたくないでござる」「戦も大嫌いでござる」と宣言。
それを見た左近が感心して三成に仕えるようになったということが
セリフの元ネタといわれています。

これがネットで広まり「働きたくないでござる」という言葉が
まず大流行したわけです。

ちなみに史実ではそのようなセリフは確認できず、
おそらく原作者の隆慶一郎か、マンガにするにあたって誰かが付け加えたものと思われます。

 

さて三成のいった「働きたくないでござる」の本当のニュアンスは
「戦働きをしたくない」というものでしたが、
ニートの決まり文句として使われるようになりました。

しかし、正直いって「働きたくないでござる」
とニートになったとしても、明日からの生活に困るでしょう。

あなたが働いていて、やはりニートに憧れるなら
会社に頼らず自分で稼ぐ力を身につけ
ネオニートの道を進むべきです。

「働きたくないでござる」と、本当のニートになってしまうと、
残る人生いつか破局のときが来てしまいますので。

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